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こんばんは、戸塚国語塾の前田です。


中学受験国語のブログ第二弾です。


今回は国語がなぜできなか分析するです。


国語が出来ていないには段階があります。


お子さんがどの段階かを確認してもらえると内容がしっくりくると思います。


段階は①から⑧まであります。


段階が上であるほど国語が出来ている状態です。



①文章が読めていない


②文章が読めていても理解できない


③文章が理解出来ていても読む速度が遅い


④文章は読めるが問題が解けない


⑤問題が解けるときと解けないときの差がある


⑥ある程度問題は解けるが時間が足りない時がある


⑦時間内に解き終わり正答率はそこそこよい


⑧ほとんどの問題を解くことができて時間にも余裕がある



上記の段階を大きく2つに分けると①~④、⑤~⑧です。


①~④のステージの生徒は基本的な読解力が足りていません。


国語の土台は読解力です。


この読解力がないと中学受験の問題を解くことは非常に困難になります。


まずは基本的な文章の読み方を習う必要があります。


解き方はそのあとになります。


⑤~⑧の生徒は基本的な読解力がついている状態です。


読解力に何が足りないかを確認できればさらに国語はよくなります。


では、具体的にどのような勉強していけばいいか説明していきます。



①の文章が読めない生徒


⇒音読と知識漢字からやりましょう。


圧倒的に語彙力が足りない状態です。


文章問題を解くよりも先に、スラスラ文章が読めるようになりましょう。


文章は黙読ではなく音読させましょう。



②の文章が読めても理解できない生徒


⇒読解のテクニックを学びましょう


大手塾では物語文、論説文の読み方を授業しています。


物語文は人物、心情、理由に線を引く、論説文は意見、接続詞、指示語などに線を引くなど。


このようにただ読むだけでなく、読み方を習いましょう。


読めて理解できることで問題も解けるようになってきます。



③の文章が理解出来ていても読む速度が遅い生徒


⇒読書をしましょう。


普段から活字になれる必要があります。


塾の授業だけでは読むスピードはあがりません。


日頃から読む習慣をつけることで目が慣れてきます。


ただし、速く読むことを意識しすぎて読み飛ばしするのは厳禁です。


毎日10分以上の読書をおすすめします。



④の文章は読めるが問題が解けない生徒


⇒文章問題に触れる機会を増やしましょう。


国語が苦手な生徒は得意になるまでは国語の勉強時間を増やしましょう。


簡単なドリルで構わないので、2日に1題くらいのペースで文章題を解くと良いです。


その際、現学年より1学年下の文章題くらいから始めましょう。


いきなり難しい問題を解いても解けません。


解けるレベルから慣らしていきましょう。



⑤の問題が解けるときと解けないときの差がある生徒


⇒解くテクニックを学びましょう。


解けるとき解けない時の差は解くテクニックを知っているかどうかです。


解けるときは文章題が理解出来てスラスラ問題も解けた。


しかし、解けない時は文章が理解できずに問題もなんとなくで解いてしまったため正答率も低かった。


このように今までなんとなく解いていると解けるとき解けない時の差が出やすいです。


解き方を徹底的に指導してくれる塾は以外と少ないです。


また、先生や参考書によって解き方がバラバラだったりするため習得するのに時間がかかったり混乱したりします。


統一された解き方で学ぶことをおすすめします。



⑥のある程度問題は解けるが時間が足りない時がある生徒


⇒原因が複数あります。


一つ目は文章を読む際に線を引きすぎているため時間が足りないパターンです。


②であげた文章を読むときに線を引くテクニックを重視しすぎていて問題に時間がかけられていません。


ある程度国語の読解力がついてきているのであれば、文章を読む際の線引きはしなくていいとわたしは考えています。


線を引きながら読むのと引かずに読むのではスピードが違います。


二つ目の原因は、記述に時間をかけすぎているパターンです。


記述を苦手にしていると時間がかかり残りの問題に時間が取れなくなることがあります。


対策は記述の解くテクニックを学ぶことです。


これも原理原則があるので、マスターしてしまえばそんなに苦労することなく記述することができます。


また、記述で時間がかかりそうと感じる場合は先に選択肢からやることをおすすめします。


三つ目はの原因は、時間を意識していないパターンです。


塾の宿題などを解くときに時間を気にせずに解いていると、模試などで時間が足りなくなることがあります。


まずは時間を意識するためにタイマーで時間を計って問題を解く習慣をつけましょう。


上記以外にも原因はありますが、長くなるので3つに絞りました。



⑦時間内に解き終わり正答率はそこそこよい


⇒実践形式の問題を解きましょう。


入試を意識してハイレベルな問題集などを解くといいです。


この段階までくればあとは自分の課題に集中してもいいです。



⑧ほとんどの問題を解くことができて時間にも余裕がある


⇒現状を維持できるように日々の授業や宿題をしっかり取り組みましょう。


国語は継続することが大切です。


得意科目だからと言って油断してやらずにいると解く力が衰えます。


得意科目だからこそ、さらに上を目指して頑張りましょう。



今回は国語が出来ない現状を打破するために書いてみました。


今よりも一つ上のレベルに行ってもらえると嬉しいです。


よろしくお願いいたします。



戸塚国語塾


代表 前田 剛志










 

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こんにちは。


戸塚国語塾の前田です。


中学受験国語で必要なテクニック第一弾は傍線部を一文に伸ばすです。


これはどういうことか説明します。


文章中に問題に関係する箇所に傍線部が引いてあります。


具体例を出してみましょう。


①「生態系サービス」に入ってしまいます。


設問には傍線部①はどういうことは説明しなさい。


と書いてあります。


この時に傍線部①だけを見てをイマイチ答えがはっきりしません。


そこで、今回の傍線部を一文に伸ばすと次のようになります。


そうすると①「生態系サービス」に入ってしまいます。


伸ばすことによって直前の言葉【そうすると】が現れます。


この指示語にこそ答えのヒントが隠されています。


指示語が何を表しているかを確認することで答えが見えてきます。


このように傍線部を伸ばすことで答えのヒントが隠されているので、必ずこの作業をしましょう。


なぜ傍線部は不親切に中途半端に線が引いてあるのでしょうか?


それは問題作成者が答えを分かりづらくしているからです。


言い換えれば問題作成者の意図を読み取り、答えのヒントを見つけることが出来れば答えは見つけやすくなります。


今回は指示語がヒントになっていますが、傍線部を一文に伸ばすことで、指示語以外にもいろいろなヒントが隠されています。


傍線部を一文に伸ばすと言う作業は誰でもできるテクニックです。


今までやっていなかった、と言う方はぜひやってみてください。


よろしくお願いいたします。



戸塚国語塾 


代表 前田 剛志

 

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ブログは募集情報と国語の受験情報に絞って配信していくことにしました。


国語の受験情報はTwitter(X)には配信してきましたが、字数が少なく要点のみを伝えるしかありませんでした。


そのため、もう少し中身を濃くしつつも分かりやすく実践的な内容を載せたいと思います。


受験生に少しでも有益な情報をお伝えしていき、国語が得意になってくれると嬉しいです。


中学受験国語は小学生にとっては本当に難しいです。


ただし、難しいからこそ攻略のしがいがあり、差がつく科目でもあります。


日本全国の子どもたちが国語力を鍛えてくれることを切に願っています。


ブログは不定期更新になりますが、よろしければご覧になってください。


よろしくお願いいたします。

 

神奈川県横浜市戸塚区吉田町144

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